看護師の業務内容は多岐にわたり、体温や脈拍測定といったバイタルチェックの他、注射や点滴などの処置、食事介助まで様々なものがあります。看護師が職場内の同僚や担当の患者から信頼を得て、現場内でテキパキとこれらの業務をこなすには、日ごろから技術向上を意識して仕事に取り組むことが重要となります。特に、朝昼晩など定期的に行うバイタルチェックは、患者の協力が不可欠となるため、日ごろからこまめに声掛けをしたり悩み相談を聞いたりして良好な関係を築いておくことが大切です。また、看護師として働き始めたばかりの頃は、脈が上手く取れなかったり、記録に時間が掛かったりすることもあるため、教育係の先輩に積極的に質問をすることがポイントです。
一般的に、注射や点滴といった針を使用する処置については、人によって得手不得手があり、経験を積んでもスムーズに対応できない人も珍しくありません。そこで、注射や点滴に苦手意識がある人は、職場の中で研修を受けるだけでなく、勉強会やセミナー、講習会など様々なチャンスを利用して、経験豊かな講師にアドバイスをもらったり、同じ年代の看護師と意見交換をしたりするのも有効です。
なお、認知症や障がいを抱える患者への食事介助については、職場内に介護福祉士など専門のスタッフがいる場合には積極的にサポートをお願いする他、自分で介護従事者向けの研修を受けて基本的な介護の知識や技術を習得するという方法もあります。
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